魅力あふれる野鳥

秋の探鳥小旅行2017

夏の終わり、三番瀬の水鳥たちとの出会い

ムナグロ,Pacific Golden Plover

八月下旬、潮が引き始めた三番瀬を訪ねました。波打ち際でくつろいでいるウミネコ(英名;Black-tailed Gull、体長 46p)の群れの前をムナグロ(英名;Pacific Golden Plover、体長 24p)が一羽獲物を探しながら闊歩しています。

 


大物のエサをゲットしたムナグロ。ゴカイの仲間でしょうか、これだけの長さのゴカイを一瞬で引き出す、名人芸ですね。

 

キョウジョシギ,Ruddy Turnstone
浜辺に打ち上げられた海草などの下に隠れている虫や甲殻類を探しているキョウジョシギ(英名;Ruddy Turnstone、体長 22p)を見つけました。

 


江戸時代から「京女鴫」と呼ばれ、羽色が京女のように美しいシギとして知られていたそうです。

 

トウネン,Red-nexked Stint
キョウジョシギのすぐそばで採餌している小さな鳥を見つけました。トウネン(英名;Res-necked Stint、体長 15p)です。

 


一緒にエサを食べるトウネンとキョウジョシギ。かつてトウネンは今年生まれたばかりの小さなシギという意味でトウネコシギ(当年子鴫)と呼ばれていました。

 

トウネン,Red-nexked Stint
群れで採餌するトウネン。

 


近づいてきたオオソリハシシギ(英名;Bar-tailed Godwit、体長 39p)を見つめるトウネン。

 

ウミネコ,Black-tailed Gull
こちらはウミネコ(英名;Black-tailed Gull、体長 47p)の幼鳥です。

 

オオソリハシシギ,Bar-tailed Godwit
仲良く採餌するオオソリハシシギ(英名;Bar-tailed Godwit、体長 39p)

 


ゴカイを捕まえたオオソリハシシギ。

 

オオソリハシシギ,Bar-tailed Godwit
広い砂浜でエサを探す。

 

ダイゼン,Grey Plover
ダイゼン(英名;Grey Plover、体長 29p)もあちこち歩き回ってエサ探しです。

 


顔、喉、胸、お腹の黒い夏羽のダイゼンはこれから冬羽になると白色に変わります。

 

ダイゼン,Grey Plover
かつて宮中料理に使われていたことからダイゼンシギと呼ばれたこともありました。

 

オバシギ,Great Knot
好物のアサリを食べるオバシギ(英名;Great Knot、体長 28.5p)。尾羽鴫と表記され特徴のある白い尾筒が名前の由来かも。

 


オバシギの成鳥。

 

オバシギ,Great Knot
右側の二羽はオバシギの幼鳥。見つけたアサリがちょっと大きすぎて飲み込むのに苦労しています。

 

メダイチドリ,Lesser Sand Plover
メダイチドリ(英名;Lesser Sand Plover、体長 20cm)が二羽で採餌しています。

 


飛び立とうと羽を広げるメダイチドリ。

 

キアシシギ,Grey-tailed Tattler
砂浜を颯爽と歩くキアシシギ(英名;Grey-tailed Tattler、体長 25p)

 


水面に映る自分の姿に見とれる?キアシシギ。左足に青い標識タグが付いています。

 

ミヤコドリ,Oystercatcher
東京湾で越冬するミヤコドリ(英名;Oystercatcher、体長 45p)の群れ。

 


飛んでいるミヤコドリはお腹や翼帯の白色がとてもきれいです。

 

ミヤコドリ,Oystercatcher
なかなか写真に写し撮るのむつかしい暗褐色のミヤコドリの虹彩。実は年を取るにつれて赤色が増してくるのだそうです。

 


珍鳥を探して関東平野を東奔西走

犬吠埼

10月のある日の銚子市犬吠埼君ヶ浜の様子です。この近くにあるしおさい公園でイスカの群れが見られると聞き早速探しに行ってきました。

 

イスカ,Red Crossbill
イスカ(英名;Red Crossbill、体長 16-17p)狙いで集まってきたカメラマンの後について浜辺の松林に入って待っていると数羽のイスカの群れが松の実を食べにやってきました。橙赤色がオス、黄緑褐色のがメスです。どちらもいかめしい顔つきですね。

 


こちらはイスカのメスです。イスカの嘴は固い松ぼっくりをこじ開けて実を食べるために交差しています。イスカの嘴の掛け違いといわれる所以です。

 

イスカ,Red Crossbill
こちらはイスカのオス、辺りの様子を警戒しています。

 


交差した嘴で実の詰まった松ぼっくりをこじ開けようと狙っているイスカ♂です。

 

イスカ,Red Crossbill
青空の中にイスカ♀が綺麗に映り込みました。

 

ひまわり
9月下旬、高島平の荒川緑地公園で珍しい鳥が見られると聞き探しに行ってきました。

 

ハジロホウオウ,White-winged Widowbird
数名のカメラマンさんたちに混じってしばらく待っていると、遠くにちらりとそれらしき鳥影、何とかシャッターを切りましたがこの日はこの一枚だけ。アフリカ東南部原産のハジロホウオウ(英名;White-winged Widowbird、体長およそ17-18p位)という鳥でした。篭脱けして野生化したもののようで昨年に続き現れたそうです。

 

ハジロホウオウ,White-winged Widowbird
翌日再チャレンジしましたがチャンスはこの一回だけ、ちょうど飛び出しを撮影できました。

 


ハジロホウオウはスズメ目ハタオリドリ科キンランチョウ属です。

 

キンランチョウ,Orange Bishop
こちらは6年ほど前に筆者が家の近くの小畔川で見かけたキンランチョウ(英名;Orange Bishop、体長 12-13p)です。この時はカメラを持って堤防上を歩いていると草むらに黒と黄色の何かが動いているのに気づいてシャッターを切ったものです。やはり篭脱けしたものと考えますが、その時のことを思い出し合わせてご紹介します。

 

メジロガモ,Ferruginous Duck
10月中旬、新横浜緑地公園脇の広い水路に迷鳥としてまれに見られるメジロガモ(英名;Ferruginous Duck、体長 40p)が入ったと情報をいただき探しに行きました。上の写真で羽を広げているのが目指すメジロガモ(♀)です。

 

メジロガモ,Ferruginous Duck
メジロガモ(中央)はヒドリガモ、ホシハジロ、オオバンなどの群れに混じって採餌したりしています。

 


浮き草を食べるメジロガモ。ここにやってきたのは♀一羽だけです。図鑑で見るオスは顔、首、胸の羽色が赤褐色で明確に区別できます。

 

メジロガモ,Ferruginous Duck
ホシハジロ♂(右)と一緒に食事です。

 

メジロガモ,Ferruginous Duck
大きく伸びをしてくつろぐメジロガモ。

 

ミヤマガラス,Rook
11月初旬、千葉県野田市の利根川沿いの田んぼでミヤマガラス(英名;Rook、体長47p)を撮影しました。ミヤマガラスはハシボソガラスよりもやや小さく上嘴の付け根が白っぽく冬鳥として満州方面から渡ってきます。

 


なかなか用心深く近づくとすぐに遠ざかってしまいます。

 

ミヤマガラス,Rook
群れ飛ぶミヤマガラス。

 

ホシムクドリ,Common Starling
ミヤマガラスのいた田んぼのはずれの草地にたくさんのムクドリが電線に止まったり畑に降りたりして騒いでいました。近づいてよく観察すると何羽かお腹一面に小さな白い星班のあるホシムクドリ(英名;Common Starling、体長 22p)が混じっています。(写真の右下方と左上方)

 


畑に降りるムクドリに混じって採餌するホシムクドリ。

 

ホシムクドリ,Common Starling
ホシムクドリは英名でも判るようにヨーロッパでは一般的な野鳥のようですが国内では数少ない冬鳥です。

 

イタチ
利根川沿いの田んぼから足を伸ばして立ち寄った菅生沼の木道でお見合いしたイタチ君です。

 

 


秋になると渡り鳥たちがやってくる庄内の池

オナガガモ,Northern Pintail

九月中旬、池を訪ねると早くもオナガガモの群れが到着しています。コガモやヒドリガモも来ているようです。

 

カンムリカイツブリ,Great Crested Grebe
この池で夏を過ごしたカンムリカイツブリ(英名;Great Crested Grebe、体長 56p)はこれから次々とやってくる冬鳥に主役の座を譲ります。

 


気品のある顔立ちのカンムリカイツブリ。(雌雄同色です。)

 

コハクチョウ.、Tundra Swan
10月中旬の早朝、池にはコハクチョウをはじめ無数のカモたちで水面が覆われていました。

 


餌場に向かって飛び立ったコハクチョウの家族。

 

コハクチョウ.、Tundra Swan
家族とじゃれ合いながら田んぼを目指すコハクチョウ。

 

コハクチョウ.、Tundra Swan
ほとんどの仲間が飛び立ってしまい残された群れもお互いの顔を見合わせながら出発に備えています。

 


池の奥の方を飛び立った小群を撮影しました。これは20羽近くのオシドリ(英名;Mandarin Duck、体長 45p)の群れです。ここでオシドリを撮影したのは初めてのことです。

 

マガン,Greater White-fronted Goose
コハクチョウの後を追うかのように大きな羽音を立ててマガン(英名;Greater White-fronted Goose、体長 72p)の群れが飛び立ちました。マガンの飛び立った後の水面には無数のコガモやマガモ、オナガガモ、ヒドリガモたちが何かを敷き詰めたかのように点々と写っています。早朝なので彼らはまだお休み中です。


この群れは40羽ほどでした。マガンを撮影したのも初めてでこの朝は収穫の多い思い出深いものになりました。

 

マガモ,Mallard
昼過ぎ池の上を飛ぶマガモ(英名;Mallard、体長 59p)の群れ。

 

コハクチョウ,Tundra Swan
夕暮れ時になって餌場から池に戻ってきたコハクチョウの家族。

 


秋色の戸隠で出会う野鳥たち

コゲラ,Japanese Pigmy Woodpecker

ここでは10月下旬に訪れた戸隠高原で出会った野鳥たちをご紹介します。赤色黄色の紅葉の中、白樺の幹にやってきたのはコゲラ(英名;Japanese Pigmy Woodpecker、体長 15p)です。木の洞に隠れている虫を探していました。

 

ムギマキ,Mugimaki Flycatcher
この時期バードウォッチャーの人気はシベリア方面で夏を過ごし南の国に渡ってく途中立ち寄るムギマキ(英名;Mugimaki Flyctcher、体長 13p)です。小さな身体のムギマキは実をたくさん付けたミズキの木にやってきて実を一つくわえるとすぐに近くの藪の中に飛び去ります。

 


ミズキの実をくわえたムギマキ(♀)。

 

ムギマキ,Mugimaki Flycatcher
実をくわえて飛び去るオス。後方に実を取りにやってきたのはメス。

 

マミチャジナイ,Eyebrowed Thrush
ミズキの実はこれから南方に渡るマミチャジナイにも好物のようです。盛んに食べています。

 

アカハラ,Brown-headed Thrush
夏鳥のアカハラもミズキの実を食べに来ます。

 


木道に出てきたミソサザイ(英名;Winter Wren、体長 10-11p)、留鳥です。

 

カシラダカ,Rustic Bunting
カムチャッカ方面から冬を過ごしにやってきたカシラダカ(英名;Rustic Bunting、体長 15p)。

 

アオゲラ,Japanse Green Woodpecker
アオfゲラ(英名;Japanse Green Woodpecker、体長 29p)も元気です。

 

ヤマガラ,Varied Tit
好物のイチイの実を食べに来たヤマガラ(英名;Varied Tit、体長 14p)

 

タヌキ
遊歩道でムギマキの写真を撮っていたカメラマンの足元に顔を指したタヌキ、あまりに近すぎて顔だけ撮影しました。

 


渡良瀬遊水地で冬を過ごすチュウヒ

チュウヒ,Eastern Marsh Harrier

シベリアやカムチャッカ方面で夏を過ごしたチュウヒ(英名;Eastern Marsh Harrier、体長 ♂48p ♀58p)11月半ばに渡良瀬遊水地で撮影しました。

 


チュウヒは早朝に狩場に出かけ夕方日が沈む頃にねぐらの葦原に帰ってきます。こちらは夕方4時過ぎに葦原に帰ってきました。

 

チュウヒ,Eastern Marsh Harrier
ねぐらの上空を旋回してねぐら付近の安全を確かめると一目散に葦原の定宿に飛び込んで行きます。

 

夕暮れの渡良瀬遊水地
夕日が沈む渡良瀬遊水地の葦原。

 

 

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