魅力あふれる野鳥

石垣島・西表島探鳥旅行2019

石垣島・西表島で垣間見たカンムリワシの生活

カンムリワシ,Cresteed Serpent Eagle

島を訪れたのは2月中旬、カンムリワシ(英名;Crested Serpent Eagle、体長 55p)は恋の季節を迎えていました。高い空の上を鳴きながらゆったりとディスプレイ飛行してメスにアピールします。

 

カンムリワシ,Cresteed Serpent Eagle
山道をゆっくりと進んでいくと枝に止まって獲物を探すカンムリワシを見つけました。

 


畑の脇の草むらの中で狩りをしているカンムリワシに出会いました。

 

カンムリワシ,Cresteed Serpent Eagle
林道で大声をあげて鳴き交わしている二羽のカンムリワシに遭遇しました。ちょうど子別れの時を迎えた母子です。こちらは別れを告げる母親です。

 


姿を見せない母親の声に向かって「側に来て。」と母親に呼びかけるカンムリワシの幼鳥。

 

カンムリワシ,Cresteed Serpent Eagle
田んぼの畔に降りたカンムリワシ。

 


薄暗い林の中の道端で何かを見つけて近づいていくカンムリワシ。

 

カンムリワシ,Cresteed Serpent Eagle
大きなミミズを捕まえて飛び立つカンムリワシ。

 

 

 


石垣島で繁殖するカタグロトビ

カタグロトビ,Black-winged Kite

まれに台湾方面から石垣島に渡ってきていたカタグロトビ(英名;Black-winged Kite、体長 31-37p)は、近年石垣島で繁殖するようになってきました。二羽のカタグロトビが草地で狩りをしていました。

 


ホバリングしながら獲物を探すカタグロトビ。

 

カタグロトビ,Black-winged Kite
カタグロトビはネズミや両生類などの小動物を捕食します。

 


こちらにかなり近づいてきて夕日に映える美しい姿を見せてくれました。

 

カタグロトビ,Black-winged Kite
獲物はなかなか見つからないようです。

 


石垣島で越冬しているサシバ

サシバ,Grey-faced Buzzard

木の枝に止まっているサシバ(英名;Grey-faced Buzzard、体長♂47p ♀51p)を見つけました。東南アジア方面に渡らずにここで越冬しているようです。

 

サシバ,Grey-faced Buzzard
雨上がりのサトウキビ畑でサシバが散水機に止まって羽を乾かしています。

 


こちらは畑の中で狩りをしている様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


畑の中を飛び回ってとカエルやトカゲなどの獲物をを探しているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狩りをするシマアカモズ

シマアカモズ,Brown Shrike
かなり雨が降りしきる中でシマアカモズが狩りをしていました。

 


雨が上がり日差しが戻るとシマアカモズは盛んに辺りを見回して獲物を探します。

 

シマアカモズ,Brown Shrike
地面に飛び降りて止まり木に戻ってきたシマアカモズは何か昆虫をくわえていました。

 

 

電柱に止まっていたハヤブサ

ハヤブサ,Peregrine Falcon
電柱に止まって獲物を探しているハヤブサ(英名;Peregrine Falcon、体長♂42p ♀49p)を見つけました。

 


飛び立つハヤブサ。

 


チョウセンチョウゲンボウに出会う

チョウセンチョウゲンボウ

チョウゲンボウ(英名;Common Kesterel、体長 ♂33p ♀39p)が電線に止まっていると思い撮影すると、案内していただいた地元のプロガイドさんからこの鳥は石垣島では珍しいチョウセンチョウゲンボウであると教えていただきました。

 


獲物をめがけて飛び下りました。

 

チョウセンチョウゲンボウ
虫を捕らえてすぐに舞い戻ってきました。

 


この個体は羽の色が薄いのでメスと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっかり暗くなった林に現れたリュウキュウコノハズク

リュウキュウコノハズク,Ryukyu Scops Owl
コホゥ、コホゥという鳴き声のする樹上にリュウキュウコノハズク(英名;Ryukyu Scops Owl、体長 22p)が止まっています。

 


カメラマンを警戒したのか薄茶色の羽角が目立ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リュウキュウコノハズクの森に棲むヤエヤマオオコウモリ

ヤエヤマオオコウモリ
夕闇の中を何かが飛んできて木に止まりました。体長20p位のヤエヤマオオコウモリです。林の上空を何匹も飛び回っていました。

 


芝生で採餌するツメナガセキレイ

ツメナガセキレイ,Yellow Wagtail

小雨に濡れた公園の芝生で採餌しているツメナガセキレイ(英名;Yellow Wagtail、体長17p、冬羽)の群れを見つけました。

 

ツメナガセキレイ,Yellow Wagtail
ツメナガセキレイは満州やシベリア方面から越冬のため石垣島に来ています。右後方にいるのはハクセキレイです。

 

ツメナガセキレイ,Yellow Wagtail
ツメナガセキレイがすぐそばまで来て可愛らしいしぐさでポーズをとってくれました。

 


お腹が満たされたのか樹上に止まって一休みするツメナガセキレイ。雨脚が少し強くなってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ツメナガセキレイと一緒に頭が黒っぽく眉班のないセキレイがいます。これは珍鳥のキタツメナガセキレイです。

 

ツメナガセキレイ,Yellow Wagtail
エサを探すキタツメナガセキレイ。

 


大きな虫を捕まえました。こちらは眉班が白く、マミジロツメナガセキレイではないかと思われます。(ツメナガセキレイの若鳥は眉班に黄色味がありますがこの個体の眉班には黄色味がありません。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオベニゴウカンを食べにやってきたリュウキュウメジロ

オオゴマダラ,Tree Nymph Batterfly
オオゴマダラ(英名;Tree Nymph Batterfly)がオオベニゴウカン(英名;Red Powderpuff)の蜜を吸っていました。

 

リュウキュウメジロ,Japanese White-eye
そこにリュウキュウメジロがオオベニゴウカンの花を食べにやってきました。

 

リュウキュウメジロ,Japanese White-eye
花びらを一枚くわえました。

 

 

近くに来てくれたシロガシラ

シロガシラ,Light-vented Bulbul
草原のススキにシロガシラ(英名;Light-vented Bulbul、体長 19p)が二羽止まっているのを見つけました。経験上間近で撮影するのがむつかしい鳥です。


一羽のシロガシラが目の前の生け垣に来てくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨浴するリュウキュウキジバト

リュウキュウキジバト,Oriental Turtle Dove
こちらはリュウキュウキジバト(英名;Oriental Turtle Dove、体長33p)です。関東などで見るキジバトよりも色が濃い感じです。

 

リュウキュウキジバト,Oriental Turtle Dove
土砂降りの雨の中、リュウキュウキジバトが電線に止まって羽を広げています。これは雨浴(あまよく)といい池や川のない場所ではこのようにして体の汚れを落とすのだそうです。

 

 

牛舎の屋根裏に住んでいるインドハッカ

インドハッカ,Indian Myna
ハッカチョウが住んでいるという牛舎を訪ねました。辺りを探すと屋根裏に隠れているインドハッカ(英名;Indian Myna、体長 23p)を見つけました。どうやらここがお気に入りの場所のようです。関東地方では篭脱け鳥が野生化しているようですが、石垣島では生息地の中国南西部などから渡ってきている可能性もあります。

 

 

人家の庭先にいたクロウタドリ

クロウタドリ,Common Blackbird
中国南西部などに分布しているクロウタドリ(英名;Common Blackbird、体長 28p)が人家の庭先で採餌していました。全身が黒色であることからオスと思われます。イギリスなどでも都会で普通に見られる野鳥ですが日本ではかなり珍しい鳥です。

 

 

綺麗なオスのイソヒヨドリ

イソヒヨドリ,Blue Rock Thrush
農場の入り口付近でオスのイソヒヨドリが採餌していました。

 


侵入生物として駆除されているインドクジャク

インドクジャク,Indian peafowl

早朝、大木の高い枝に止まって休んでいるインドクジャク(英名;Indian Peafowl、体長 220p)を見つけました。石垣島では侵入生物として駆除が行われているためとても警戒心が強いです。

 


昼近くに公園の柵に止まっているインドクジャクのオスを見つけました。羽根は広げてはくれませんでしたがとてもきれいな姿です。

 

インドクジャク,Indian peafowl
畑の広がっている地区を五羽のオスのインドクジャクの群れが歩いているのを見つけ、そっと近づいて間近で撮影できました。白い個体もいるのだそうです。

 

 

狩猟目的で移入されたコウライキジ

コウライキジ,Ring-necked Pheasant
コウライキジ(英名;Ring-necked Pheasant、体長60-80p0)のオス二羽が田んぼの端を歩いています。コウライキジは1930年ごろ狩猟目的でチョウセンから移入され日本各地で放鳥されました。現在は放鳥も狩猟も行われていません。

 


田んぼで採餌するコウライキジ。

 

コウライキジ,Ring-necked Pheasant
畑で伏せの姿勢から首を上げてあたりの様子を伺うコウライキジ。伏せの姿勢を取ると周りの景色に同化してとても見つけにくくなります。

 

コウライキジ,Ring-necked Pheasant
エサになる植物を探すコウライキジ。

 


嘴の赤橙色がチャームポイントのシロハラクイナ

シロハラクイナ,White-brested Waterhen

シロハラクイナ(英名;White-brested Waterhen、体長 32p)は黄色の嘴の付け根の赤橙色がよく目立つスマートな色合いの野鳥です。人に対する警戒心が強く人里に住んでいるのに近くで撮影するのはけっこうむつかしいです。

 


人の気配が無くなると牛舎の通路にも大胆に出てきて採餌します。昆虫、小魚、草の実などを食べます。

 

シロハラクイナ,White-brested Waterhen
緑一色の草地にいたシロハラクイナ。

 


ズグロミゾゴイの狩り

ズグロミゾゴイ,Malayan Night Heron

雨の上がった昼近く、いつもの採餌場でズグロミゾゴイ(英名;Malayan Night Heron、体長 49p)が狩りをしていました。もう地面の下に潜むミミズの気配を見つけたようです。

 


ほどなく潜んでいたオオミミズを引っ張り出すのに成功しました。

 

ズグロミゾゴイ,Malayan Night Heron
すぐにミミズを平らげて次の獲物を探すズグロミゾゴイ。ズグロミゾゴイは一年を通してここで暮らしています。

 

 


八重山諸島に暮らすムラサキサギ

ムラサキサギ,Purple Heron

繁った葉の中で獲物を探すムラサキサギ(英名;Purple Heron、体長 72p)を見つけました。葉陰に潜むトカゲやカエルを狙っているのでしょうか。

 


こちらは逃げた獲物を必死で探すムラサキサギ。狩りは容易ではないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


霧雨のなか首をすくめて物思いにふける(?)ムラサキサギ。

 

石垣島
たくさんの野鳥に出会えた石垣島を帰りの飛行機の窓から撮影しました。
(野鳥撮影機材;OLYPUS E-M1 U+ 300o F4.0 IS PRO)

 

 

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