ブッポウソウの住む森で
7月初旬、ブッポウソウ(英名;Oriental Dollarbird、体長 30p);の暮らす森を訪ねました。最近は愛鳥家のご努力で少しずつブッポウソウの数も増えつつあるようで、子育てをしている何組かの番と逢うことができました。深い緑の森をバックに飛翔するブッポウソウの姿を写し取るのはカメラワークの未熟な私にとってはとても大変でした。
捕らえた昆虫を咥えて巣穴に向かうタイミングを伺うブッポウソウ。
これから巣作りを始めようとしているブッポウソウのカップル。
照ヶ崎のアオバト
夏のある日、照ヶ崎にアオバト(英名;White-bellied Green Pigeon、体長 35p)を訪ねました。時々数十羽のアオバトの群れがやってきて、岩場に下りて海水を飲んでいました。
毎年変わらずやってきてくれるアオバトたちに感謝しつつシャッターを切りました。
大雨覆から背中があずき色はオス、緑色はメスです。
アオバトたちは大きな波が来ると海水に飲みこまれそうになりとても危険です。
アオバトたちはほんの短い時間で波をよけながら海水を飲み、たちまち山の方に飛び去っていきます。
ヨシゴイを探して真夏の瓢湖に
冬には6000羽もの白鳥が飛来することで有名な瓢湖。周囲4qほどのため池ですが、夏には蓮の花が池一面に咲き誇っていてとても美しいです。この池の小魚を捕まえて子育てしているヨシゴイ(英名;Yellow Bittern、体長 36p)を探しに行きました。
池の横の散策路に沿って蓮の林の中を探していくと、いました!ヨシゴイが得意のポーズで蓮の茎に止まって獲物を探していました。
蓮につかまりながら首を伸ばして魚に嘴を近づけて、さらに首が伸びて獲物を一瞬で捕らえます。
観察しているとこのくらいの小さな魚を捕らえるのが普通のようです。
この日一番の大物をゲットしました。このときに限ってゴイサギは、獲物に逃げられないよう近くの水のない草薮に飛び込んで食べまていました。
水面に浮かぶ蓮の葉を足場にしてジャンプ!
お腹が満たされると羽繕いを始めました。大切な翼を丁寧にケアしていました。
ヨシゴイの狩りは豊かな蓮池で夏の終わりまで続きます。
子育て中のバンとの出会い
ヨシゴイを探しているときバン(英名;Common Moorhen、体長 32p)の親子に出会いました。親鳥たちがヒナ鳥に順番に水中に生えている柔らかな水草を口移しで与えていました。
こちらは別な場所にいた親鳥、もう一羽とデート中でしたがちょっとだけポーズをとってくれました。
額板の赤くないこの個体はバンの若鳥です。どうやら瓢湖ではバンが沢山繁殖しているようです。
瓢湖の蓮の中で採餌するダイサギ。
瓢湖の上を飛ぶアマサギの群れ。
初秋の三番瀬
9月初めの干潮時間に三番瀬を訪れました。数えきれないほどのアジサシ(英名;Common Tern、体長32-39p)が波打ち際で乱舞を繰り返していました。
東京湾を行き交う大型船を背景に群れ飛ぶアジサシたちです。これからはるか熱帯のインドネシア島やニューギニア島などを目指して渡っていきます。
干潟で休むアジサシたち。
網に止まってこれからの旅程を相談をする?アジサシ。
三番瀬で見かけた海鳥
キアシシギが悠然とエサを探しながらやってきました。
干上がった砂浜をオオソリハシシギ(英名;Bar-tailed Godwit、体長 39p)が二羽、砂浜で丹念にエサ探しをしていました。上にそりあがった長い嘴が穴に隠れている好物のゴカイを探す武器です。
夏に北極海沿岸部で子育てをして熱帯地方や南半球に渡っていく途中立ち寄ったものです。
旅鳥のコアオアシシギ(英名;Marsh Sandpiper、体長 24p)がピッ、ピッ、ピッと鳴きながら近くにやってきてエサ探しを始めました。嘴と脚が細長でちょっとカッコいいですね。
飛んでいるときは長い足が半分ほど後ろに出ています。
沿海州辺りで繁殖を終えてフィリピンやオーストラリア方面に渡る途中のコアオアシシギです。
黒いくちばし、顔そして黒い足、ダンディなダイゼン(英名;Grey Plover、体長 29p)が登場しました。
好物のゴカイを探して海水の少し残っている砂浜を歩いたり飛んだりしていました。
おなじみのミユビシギ(英名;Sanderling、体長 19p)の隊列が忙しそうにやってきました。
こんなにせっかちな動きでも好物の貝や甲殻類をちゃんと見つけることができるのかな?
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