この夏も懸命に子育てしていたブッポウソウ
信州の町では今年も地元の愛鳥家たちに見守られながらブッポウソウ(英名;Oriental Dollarbird、体長 30p)がヒナの待っている巣箱にエサを運んでいました。
巣箱の近くの止まり木で飛んでくる虫を待ちます。
飛んでいる虫を見つけるとブッポウソウは止まり木から勢いよく飛び出します。
虫を捕まえるといったん止まり木に戻ります。ここでヒナが食べやすいように虫をくわえなおしてから巣箱の外側に止まり、中にいるヒナにエサを与えます。
親鳥は給餌に疲れると止まり木で休憩します。
深い森に暮らすアカショウビン
杉の大木の繁るこの森には夏の間だけアカショウビン(英名;Ruddy Kingfisher、体長 27p)が暮らしています。見通しの悪くなる雨の日の森ではアカショウビンも霞んでしまって撮影にとても苦労します。
細い枝に止まっていたアカショウビンが何かを見つけたようです。
飛びついた太い枝の付近を見るとなんと産卵のため木に登ってきたモリアオガエルを捕らえて一飲みにしてしまいました。
ようやく雨が上がりあたりが少し明るくなったところへ頭や背中が小さな雨粒に濡れたアカショウビンが現れました。
森の奥の横木に止まり尾羽を立てて何かを注視するアカショウビン。
一月ほどたってから再びアカショウビンの住む森を訪ねました。カメラを持って座っていた真上の木の枝にやってきたアカショウビン、とtも大きく写せました。
光の具合もよくカッコいいアカショウビンをカメラに納めることができました。
「キョロロロー」と高い声で仲間を呼ぶアカショウビン。
初夏の東北で出会った可愛らしい小鳥たち
巣立って間もないスズメ(英名;Eurasian Tree Sparrow)のヒナ、黄色の嘴が可愛らしいです。
公園のお堀端で見つけたカワセミ(英名;Common Kingfisher、体長 17p)のヒナドリ、もう一人前に小魚を狩っています。
飛び立つ前に羽を広げてストレッチするゴイサギ(英名;Black-crowned Night Heron、体長 57p)の親鳥。
小雨の降りしきる中、鉄線に並んで止まるツバメ(英名;Barn Swallow、体長 17p)。
仲良しのキジバト(英名;Oriental Turtle Dove、体長 33p)。
一瞬だけ枝に止まったサンショウクイ(英名;Ashy Minivet、体長 20p)の幼鳥。
夏の富士山五合目で出会った野鳥たち
夏の富士山五合目で出会った野鳥たちをご紹介します。
ハイマツの松かさに止まるコガラ(英名;Willow Tit、体長 13p)。
「フィフィ」の鳴き声とともに頭上の枝に止まったのはウソ(英名;Eurasian Bullfinch、体長 16p)。喉元が赤いオスです。
こちらはウソのメスです。この場所には野鳥たちにとってとても貴重な水場があるため野鳥たちが頻繁にやってきます。
こちらはウソの幼鳥です。喉元の赤い羽も親鳥の証の頭の黒い羽もありません。
ルリビタキ(英名;Red-flanked Bluetail、体長 14p)の若いオスがやってきました。
大型の野鳥、ホシガラス(英名;Spotted Nutcracker、体長 35p)がやってきました。近すぎて大写しになりました。
林の奥の枝に止まったところです。まだ画面に大きく写っています。
最後にやってきたのはホシガラスとは対照的に小さなヒガラ(英名;Coal Tit、体長 11p)、いろいろな野鳥に出会えた楽しい一日でした。
8月の終わりに訪ねた船橋三番瀬
良く晴れた日でしたがやや高い波が三番瀬の浜辺に打ち寄せていました。
堤防の内側にたくさんの鵜が集まってきました。よく見るとそれはみんなカワウ(英名;Great Cormorant、体長 81p)のようです。なぜ海辺に多くのカワウが集結しているのかわかりません。
まだ汐が引き始める前から堤防の柵に止まって海を見つめるキアシシギ(英名;Grey-tailed Tattler、体長 25p)。お腹を空かせて汐が引くのを待ちかねているようです。
柵の上でポーズするチュウダイサギ(英名;Eastern Great Egret、体長 98-80p)。
浜辺で採餌するメダイチドリ(英名;Mongolian Plover、体長 19p)。この個体は冬羽に移行中のメスと思われます。
浜辺に打ち上げられた漂流物に潜むエサを探すメダイチドリのオス。
こちらはメダイチドリの幼鳥と思われます。
砂に隠れていた大好物のゴカイを引っ張り出したメダイチドリ♂。
トウネン(英名;Rufous-necked Stint、体長 15p)が波打ち際でエサを探しています。
高い波をものともせずに獲物を狙います。とてもお腹すいているのでしょうか。
こちらのトウネンは波の来ない砂地で採餌しています。これなら安心して観察できますね。
波打ち際で小さな甲殻類や虫を探すトウネン。
浜辺の一角に、身を寄せ合って休んでいるミユビシギ(英名;Sanderling、体長 19p)の群れを見つけました。汐が引いてお目当ての場所の砂地が現れるのを待っているようです。
しばらくすると休憩モードだったミユビシギの群れがそろって沖の方に顔を向けました。
その時が来たのか、ミユビシギの群れは一斉に沖合いに向かって飛び立っていきました。
陽光を浴びながら一羽のオオソリハシシギ(英名;Bar-tailed Godwit、39p)が沖を見つめています。汐が引くタイミングを見計っているのでしょうか。
汐が引いて現れた砂地をダイゼン(英名;Grey Plover、体長 29p)がエサを探して歩いています。
採餌中のダイゼン。
全身が濃い茶褐色をしたウミネコ(英名;Black-tailed Gull、体長 46p)の幼鳥がいます。嘴や脚の色はピンクですが成鳥になると黄色に変化します。
水際をハマシギ(英名;Dunlin、体長 21p)がエサを探して歩いています。お腹のあたりの薄い黒斑は夏羽の名残です。
こちらはちょっと派手な衣装のキョウジョシギ(英名;Ruddy Turnstone、体長 22p)です。
水の引いた砂地でシロチドリ(英名;Kentish Plover、体長 17p)が採餌しています・
そろそろお腹も膨れてきたのかゆったりとした感じで砂地を歩いてきます。
アジサシ(英名;Common Tern、体長 36p)の群れが浜辺にやってきました。
水浴びするアジサシ。
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