初めて営巣したカンムリカイツブリ
9月初め、久しぶりに訪れた池でカンムリカイツブリ(英名;Great Crested agrebe、体長 56p)の親子を見つけました。子供はかなり成長していましたが、まだ親の給餌を受けていました。
給餌の合間にくつろぐカンムリカイツブリの親。今年はここで三羽のヒナが育ったそうです。
[撮影地;山形県]
一羽で暮らすメスのカワアイサ
夏、日本海の岩場でくつろいでいるメスのカワアイサ(英名;Common Merganser、体長 65p)を見つけました。もう子別れした後なのでしょうか、近くに子供の姿はありませんでした。
岩に登って休むカワアイサ。
一か月ほどのち、同じ海岸の岩の上で休んでいるメスのカワアイサに再会しました。[撮影地;山形県]
イソヒヨドリの家族が暮らす岩場
初秋の夕暮れ時、岩場を飛び回って採餌しているイソヒヨドリ(英名;Blue Red Thrush、体長 23-25.5cm)たちを見つけました。
この夏巣立った若鳥(♀)でしょうか、羽の先に白い部分が眼立っています。
岩の間を飛ぶ若鳥(♀)。
夕日を浴びる若鳥(♂)。
イソヒヨドリの住む岩場から日本海に沈む夕日を撮影しました。
翌日の朝早く昨日の岩場に行ってみると同じイソヒヨドリの家族が採餌しています。こちらは目の前の岩に止まった若いオス。
飛び立ったイソヒヨドリ。
狩りに失敗した若いオオタカ
水辺の倒木の上でオオタカ(英名;Northern Goshawk、体長 ♂50p、♀58.5p)の幼鳥が羽を広げて倒木の節を掴んでいます。この後の行動から推測するとどうやらこれは狩りの練習のようです。
しばらくして飛び立ったオオタカは水鳥(マガモのメス?)をめがけて飛びかかろうとします。
標的となった水鳥は飛んで逃げると危ないと感じたのかとっさに水中にもぐって難を逃れました。
獲物を逃して引き返すオオタカ。悔しがって(?)何か叫んでいるようです。
[撮影地;山形県]
赤そば畑で採餌するノビタキ
9月下旬のある日、渡り途中のノビタキ(英名;Common Stonechat、体長 13p)がやってくるという赤ソバの花が咲く畑を訪ねました。早朝から待つこと3時間、ようやく一羽のノビタキが赤ソバの中にやってきて止まりました。ノドの部分が白っぽくメスと思われます。この日は昼まで粘りましたがノビタキはこの一回だけしか来てくれませんでした。
翌日はどんよりとした曇が空を覆い時折小雨が落ちてくる天候でしたが、辛抱強く待っていると数羽のノビタキがやってきました。ノビタキは赤ソバについている虫を狙って広いそば畑をあちこちと飛び回りながら採餌します。
ノビタキが赤そば畑にやってくると間もなく雨が降り出しました。
栽培農家のおばさんの話では、ノビタキの食欲を満たす赤そば畑は残念なことに今年が最後の栽培になるのだそうです。
こちらは赤ソバ畑の近くに現れたアリスイ(英名;Eurasian Whyneck、体長 18p)です。普段は草薮の中に隠れてアリやクモなどを食べていますが、時々高い木の枝に登って辺りの様子を窺う習性があります。
[撮影地;長野県]
ピラカンサスのある池に住むカワセミ
ピラカンサスの実が赤く色づいた10月中旬、赤い実をつけたピラカンサスの枝に止まって獲物を狙うカワセミ(英名;Common Kingsisher、体長 17p)を撮影しに都内の公園に行きました。夜明け前から池の前にカメラを構えていると、まだ薄暗い時間なのに早くも住人のカワセミがやってきました。
枝に止まって獲物を探すカワセミに朝日が当たり翡翠色の羽が輝きます。
さらに待つこと小一時間、ついにカワセミが赤い実をつけたピラカンサスの枝に止まって一声小さく鳴いてくれました。
ピラカンサスの枝に止まって朝の日を受けるカワセミ、とても綺麗ですね。
飛び込んだ池から止まり木に戻るカワセミ。
止まり木に戻って水気をはじくために身震いしたカワセミ君。残念ながら獲物には逃げられたようです。
[撮影地;東京都]
ひっそりと採餌するミヤマホウジロ
林間公園の草薮でひっそりと採餌しているミヤマホウジロ(英名;Yellow-throated Bunting、体長 15.5p)の家族を見つけました。
ミヤマホウジロのオスは黒褐色の冠羽を持ち、頭の周りとノドが黄色で目の周りが黒くとても印象的ですね。
草薮の中を草の種を食べながら少しずつ移動しています。
こちらはミヤマホウジロのメスです。オスに比べるととても目立たない羽色です。
[撮影地;長野県]
河川公園のビンズイ
河川公園を探鳥していると横枝に止まっている見慣れない鳥を見つけました。近寄ってみるとそれはビンズイ(英名;Olive-backed Pipit、体長 14-15p)でした。
嘴と長い足がピンク色で顔の周りはオリーブ色、胸は白に黒の縦斑となかなかの貴公子ぶりです。
しばらくするとビンズイは木の枝から下に降りてきました。
草地に降りたビンズイたちは何かを探し始めました。
ひとしきり採餌するとビンズイたちは木の枝に舞い上がってからどこかに飛び去っていきました。
[撮影地;長野県]
目線の高さの枝で採餌してくれたエナガたち
公園の中の若い桜並木で採餌しているエナガ(英名;Long-tailed Tit、体長14p)と遭遇しました。上のエナガは桜の木後方の緑の草地が背景となった一枚です。
目の前の枯れ葉の付いた小枝にとてもかわいらしい表情で止まってくれました。
秋色の中のエナガ君。
誰も訪れる人のいない朝の公園でエナガの群れとの至福のひと時でした。
[撮影地;長野県]
秋の高原植物園に暮らす野鳥たち
小さなムギマキ(英名;Mugimaki Flycacher、体長13p)が好物のツルマサキの実を食べていました。沿海州方面からフィリピンや東南アジアへの渡りの途中でここに立ち寄りしたものです。
ツルマサキの赤い実をホバリングしながら採ろうとしているムギマキのメス。
こちらはムギマキのオスです。
数日の滞在で栄養補給したら、ムギマキたちは南方への旅を再会することでしょう。
[撮影地;長野県]
秋の恵みを満喫するジョウビタキ
藪の中からジョウビタキ(英名;Daurian Redstart、体長 14p)が飛び出してきて横枝に止まりました。
草むらで捕まえた虫を食べるジョウビタキ。
[撮影地;長野県]
秋の高原は沢山の野鳥たちで大賑わい
冬を目前に紅葉に輝くモミジ。
忙しくエサ探ししているアオゲラ。
(英名;Japanese Green Woodpecker、体長 29p)
大木の幹を猛スピードで駆け上りながら採餌するキバシリ。
(英名;Eurasian Treecreeper、体長 14p)
ツルマサキの赤い実を食べるコガラ。
(英名;Willow Tit、体長 13p)
樹木の皮の下に潜む虫を探すゴジュウカラ。
(英名;Eurasian Nuthatch、体長 14p)
ツルマサキの実を食べに来たキビタキのメス。
(英名;Narcissus Flycatcher、体長 13.5p)
木の実を探すヤマガラ。
(英名;Varied Tit、体長 14p)
ウメモドキの実を食べるツグミ。
(英名;Dusky Thrush、体長 24p)
ナナカマドの実を食べるマミチャジナイ。
(英名;Eyebrowed Thrush、体長 21.5-22p)
ハンの実を食べるマヒワの群れ。
(英名;Eurasian Siskin、体長 12-13p)
ハンの実を食べるアトリたち。(英名;Bramdling、体長 16p)
林の止まり木でくつろぐキジバト。
(英名;Oriental Turtle Dove、体長 33p)
秋の高原に暮らす野鳥たちをご紹介しました。
[撮影地;長野県]
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