真冬の湖畔で出会ったヤマガラ
水鳥たちの住む湖の畔で思いがけずにヤマガラ(英名;Varied Tit、体長 14p)と出会いました。人影もなかったせいか何度かカメラの前でポーズをとってくれました。
ふっくらとしたオレンジ色のお腹、ひょうきんな黒色の瞳が可愛いですね。(撮影地;山形県)
オジロワシとの遭遇
コハクチョウやマガモたちが越冬する池にオジロワシ(英名;White−tailed Esgle、体長 ♂76-90p、♀86-98p)がやってきていました。
大木の枝に止まってのんびりと羽繕いをしていたオジロワシがおもむろに飛び立ちました。狩りをしに行くのでしょうか。
オジロワシは池の上空をゆっくりと飛んでいました。オジロワシが近づくと湖面で休んでいたマガモたちが一斉に飛び立ちます。しばらくの間オジロワシとマガモたちの大騒動が続きました。(撮影地;山形県)
こちらは6月の北海道の草地、オジロワシが獲物を探しにやってきましたが、カラスに見つかって逃げ出しました。
潮の引いた浜辺で獲物を探していたオジロワシがやおら飛び立ちました。
魚を食べ終わると悠然と飛び立っていきました。(撮影地;北海道)
餌場に飛び立つコハクチョウ
越冬中のコハクチョウ(英名;Tundra Swan、体長 120p)たちは早朝から数羽の家族ごとに別れて餌場へと飛び立ちます。
この日は9時ごろから撮影を始めたため大半のコハクチョウたちは飛び立った後でした。それでも数羽の家族が鳴き交わしながら息を合わせて飛び立っていく姿は素晴らしいものでした。
雪景色の中を餌場に向かうコハクチョウの家族。(撮影地;山形県)
わずかしか見られなかったオオマシコ
この冬はオオマシコ(英名;Pallas's Rosefinch、体長 16p)の飛来数がとても少ないようでした。暖冬の影響でしょうか。繁殖地の北国に近いところでもエサが沢山あったのかもしれません。
オオマシコは萩の実がとても好きなんですね。(撮影地;長野県)
山で出会ったツグミの仲間たち
ここでは今年の冬から春にかけてやま里で出会うことのできたツグミの仲間を紹介します。(上の白い花は早春の清流に咲いていたワサビの花です。撮影地;群馬県)
乾燥した木の実を食べに来たシロハラ
冬の朝早く、枝の混んだ樹上にいるシロハラ(英名;Pale Thrush、体長 24p)を見つけました。乾いた木の実を食べていました。
真冬でも何とか食べ物を見つけて暮らしているシロハラがとても愛おしくなりました。(撮影地;長野県)
樹上で寒さをこらえるトラツグミ
樹上で動くものがいました。目を凝らして探すとそれはトラツグミ(英名;、Scaly Thrush、体長 29p)でした。
暗い林の中を好み、なかなか見つけることが難しい鳥です。(撮影地;長野県)
よく通る声で歌うアカハラ
キュヨキュヨ ツィー、キュヨキュヨ ツィー とよく通るきれいな鳴き声のする方を探すと、いました、アカハラ(英名;、Brown−headed Thrush、体長24p)です。
春の森にはアカハラの恋の歌がとてもさわやかに響きます。(撮影地;長野県)
なかなか見つからないクロツグミ
早春の森でピヨピヨ チュイチュイ などと張りのある歌声を聞いたらそれはクロツグミ (英名;Japanese Thrush、体長21p)。ちょっとした枝の間とか葉影でさえずることが多く見つけにくい鳥です。
林の中の低い枝に止まったクロツグミに少しづつ近づいて撮影しました。(撮影地;長野県)
憧れのマミジロ
山の公園へ憧れのマミジロ(英名;Siberian Thrush、体長 23p)に逢いに出かけました。幸運にもあまり待ち時間を要しないでマミジロ(♂)が出てきてくれました。
冬と春のベニマシコを比べてみると
冬のベニマシコ(英名;Long−tailed Rosefinch、体長 15p)は枯れた草の実を探して食べる姿をよく見かけます。
セイタカアワダチソウの実を独り占めして幸せそうなベニマシコ。(撮影地;栃木県)
初夏の北海道ではベニマシコが繁殖しています。本州では見られない緑の枝止まりが普通に撮影できます。
孤高のノスリ
厳冬の八ヶ岳高原でノスリ(英名;Common Buzzard、体長 ♂50-53p、♀63-60p)を見かけました。背景の白い山は八ヶ岳の主峰、赤岳です。高い木の上から野ネズミを探しているのでしょうか。(撮影地;長野県)
こちらは海岸を見下ろす丘の上の草地で獲物を探すノスリ。孤高の鳥といった風情ですね。(撮影地;北海道)
雪の止んだ朝のウソ
数羽のウソ(英名;Eurasian Bullfinch、体長15p)がやま里の人家近くに桜の木にやってきました。よく見るとまだまだ固くて小さな花のつぼみをカジリ取って食べていました。
厳しい寒さをしのいで春の来る日を待ち焦がれているかのようなウソの表情ですね。(撮影地;山梨県)
真冬も仲良く暮らすオシドリ
薄っすらと雪の積もった川岸にオシドリ(英名;Mandarin Duck、体長 45p)のツガイが身体を休めていました。
深い谷間に朝陽が入りこんでくるとオスのオシドリは活発に動き出しました。
鶴居村にタンチョウを訪ねてきました
今年3月にタンチョウ(英名;Red−crowned Crane、体長 145p)の越冬している鶴居村を訪ねました。タンチョウサンクチュアリでは餌が不足する冬の間、タンチョウに給餌してする保護活動をしています。
午後3時過ぎ、給餌場にはタンチョウたちがエサを食べに三々五々集まってきました。
お腹が満たされると群れの中の二羽が嘴を空に向けて大声で鳴き合いを始めました。鳴き合いはたちまちエサを食べに来たほかの群れにも伝播して大合唱となりました。
お気に入り同士の2羽が愛のダンスを始めるところです。
二羽が向かい合い大きく羽を広げ、とても楽しそうにダンス、ダンス!
さあ私踊るわよ!
僕の踊りも見てくれよ!
どうだい、うまいもんだろう。
夕方タンチョウたちが塒に帰るころ、給餌場には何頭ものエゾシカが残ったエサを食べにやってきました。
タンチョウのネグラ雪裡川の朝
翌日の夜明け前、マイナス22度に凍てつく雪裡川(セッツリガワ)のタンチョウたちのねぐらを訪ねました。川霧が両岸の木の枝に白く凍り付いて一層寒さを際立たせているところに朝日が昇り出し、周りの霧氷や雪が薄桃色に染まる不思議な景色が現れました。川の上流奥の中州には二百羽ほどのタンチョウが集まっているのがかすかに見えています。
大勢のカメラマンでにぎわう音羽橋から望遠レンズでネグラを覗くとたくさんのタンチョウたちが見えます。もう歩き回っているものもいます。
ここの幻想的な景色を写すには数倍の倍率のカメラで十分でした。
タンチョウの給餌場を朝の内に再度訪れてみると、鳴き交わす二羽のタンチョウの白い息を写すことができました。
6月中旬、春国岱原生野鳥公園で見かけたタンチョウのツガイ
今年タンチョウはここで営巣しヒナが孵ったとのことですが、数日前からヒナの姿が見えなくなってしまったとネイチャーセンターの方が残念がっていました。タンチョウたちが自活していける環境の貴重さを改めて感じました。(撮影地;北海道)
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