2021年の秋にもたくさんの野鳥との出会いがありました。
11月秋の渡良瀬遊水地の芦原から見た筑波山。
大迫力、ミサゴのホバリング。
9月初め、利根川沿いの田んぼの様子を見に行くと、カメラを構えていた傍にある池の上空にミサゴがやってきました。とても近くで迫力あるホバリングをしてくれました。(撮影地;野田市)
しばし池の様子を伺ってから飛び去って行きました。
沼の様子を見にやってきたハヤブサ
10月のある日、沼のシギやシラサギの写真を捕っていると上空をハヤブサが飛びました。獲物を探しにやってきたようです。(撮影地;川越市)
めぼしい獲物が居ないようで沼の上空を旋回してすぐに飛び去りました。
あちこちで出会うトビ
どこに出かけても大空を旋回するトビ(英名;Black Kite、体長♂59p ♀68p)の姿は目にすることが多い。食べ物の許容範囲が広く生命力がある野鳥といえます。(撮影地;野田市)
旋回中に稀に背中を見せることもあります。
家の近くの河原を狩場にしているノスリ
河原を散歩を兼ねて探鳥しているとノスリ(英名;Common Buzzard、体長♂52p ♀57p)が現れました。(撮影地;川越市)
この辺りを狩場にしているようです。
数年前水害対策のために河原の木が伐採されましたが、近年ようやくノスリが獲物を探す止まり木が育ってきました。
河原の上を低空で獲物探しするノスリ。
チョウゲンボウと出会う散歩道
近くの川の堤防を探鳥しているときのことでした。遠くを数羽の野鳥が入り乱れて飛んで来るのに気づき、カメラのシャッターを切りました。チョウゲンボウ(英名;Common Kestrel、体長♂33p ♀39p)が3羽のハシボソガラスに追われています。上空の方に小さく写っているのは追われているお仲間のチョウゲンボウです。
晴れ渡ったある日、堤防の内側の農道の止まり木で獲物を探しているチョウゲンボウを見つけました。少しずつ近寄って背景と光線の具合の良い場所に陣取りました。
少し羽を広げて飛び立つ気配を見せた瞬間にシャッターを切ります。
羽を目いっぱいに開いたチョウゲンボウの飛びだし。 (撮影地;川越市)
可愛い猛禽、モズ
散歩道の堤防沿いの河原はモズ(英名;Bull-haeded Shrike、体長 20p )の狩場です。
とても身近な野鳥、スズメ
近年数が減少傾向にあると言われているスズメ(英名;Eurasian Tree Sparrow、体長 15p)。
よく行くビオトープの傍の飼料米を作っている田んぼで数百羽のスズメの群れに出会いました。スズメの群れが大きな羽音で飛び立つのを見ることができてとても嬉い気持ちになりました。 (撮影地;坂戸市)
秋の実りを楽しむキジバト
キジバト(英名;Oriental Turtle Dove、体長 33p)が黄色に紅葉したムクノキにやってきました。実の熟れ具合を見に来たようです。
お腹が一杯になると小川の辺で水を飲みます。
ヒヨドリも甘党
柳の木に食べ物を探しにやってきたヒヨドリ(英名;Brown-eared Bulbul、体長 28p)何か虫などの食べ物を探しているようです。
こちらはムクノキにやってきて大好きな甘い実を食べるヒヨドリ。
忙しく飛びながらの採餌です。
甘いものには眼のないムクドリ
先に食べていた仲間を追い払って熟し柿を食べにやってきたムクドリ(英名;White-cheeked Starling、体長 24p)
大好物を仲間に横取りされる前に食べようと気負いこむムクドリ。
ストローを使う?ハシブトガラス
よく探鳥に行く沼の浅瀬でハシブトガラス(英名;Largr-billed Crow、体長 57p)が何か掴んでいます。ハシブトガラスの足元には赤と白のストローらしきものが写っています。 (撮影地;川越市)
ハシブトガラスはストローを咥えて水を吸っている?ように見えます。ハシブトガラスはここまで知恵が働くのでしょうか?
秋はあちこちにホウジロの好物の草の実が実ります
辺りを見回して草の実を探すホウジロ♂(英名;Meadow Bunting、体長 16.5p)。
逆光の中、枯れ草に止るホウジロ♀ (撮影地;川越市)
山から降りてきたアオジ
枯れた葦の茎に止るアオジ(英名;Black-faced Bunting、体長 16p)
ノイバラのやぶで枝に止まって様子を伺うアオジ。 (撮影地;川越市)
ひっそりとやってくるクロジ
笹薮からちょっと出てきて辺りの様子を伺うクロジ♂(英名;Grey Bunting、体長 16.5p)
アオジと同様に山の上から冬を越すために平地に降りてきました。
こちらはクロジのメスです。
いつもより遅れてきたジョウビタキ
例年よりやや遅れましたが今年もジョウビタキ♀(英名;Daurian Redstart、体長 14p)が渡ってきました。
周囲を見渡せる高い枝に止まって縄張りを宣言するジョウビタキ。
11月になるとオスのジョウビタキも見られるようになりました。
ビオトープの人気者、カワセミ♀
ビオトープの中の小川を狩場にしているメスのカワセミ(英名;Common Kingfisher、体長 17p)。今日も魚を狙っています。 (撮影地;坂戸市)
風もなく良く晴れた日、アカマンマの花のそばにカワセミ♂がやってきました。空の青色が水面に映りこみとても綺麗な写真になりました。 (撮影地;おおみや市)
11月、タヒバリが渡ってきました
沼の水位が下がって浅い場所が草におおわれたところにタヒバリ(英名;Buff-bellied Pipit、体長16p)の小群が採餌にやってきました。
タヒバリは繁殖地のシベリア方面などからやってきて日本で越冬します。
小さな草の陰に隠れるように動き回ってエサ取りします。 (撮影地;川越市)
こちらは芝生の上を闊歩するセグロセキレイ(英名;Japanese Wagtail、体長 21p)。
小川にやってきて採餌するキセキレイ(英名;Grey Wagtail、体長 20p)。
朝日の差し込む水辺で採餌するハクセキレイ(英名;White Wagtail、体長 21p)
11月のとても寒い早朝、小畔川には朝霧が立ち込めてとても幻想的な景色でした。
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