蓮の花
二年ぶりに営巣したアオバズク
二年ぶりに営巣したアオバズク(英名;Brown Hawk-Owl、体長 29p)は今年は苦労の末3羽のヒナを育てました。近くで営巣しているオナガに脅されて巣立ったばかりのヒナ一羽は樹上から落ちて骨折して動物病院に入院しました。一週間後には退院して母鳥や他の2羽の兄弟地と一緒に数日過ごしたのち営巣地を離れたそうです。
仲良し兄弟。
親鳥にエサをねだるスズメのヒナ
親鳥の苦労がしのばれますね。
スズメ(英名;Eurasian Tree Sparow、体長 14p)の幼鳥。
赤い実を食べさせてもらうメジロのヒナたち
森に自生するニワトコの葉陰で動いている何かを見つけました。葉の中をよく見るとメジロ(英名;Japanese White-eye、体長 12p)のヒナたちが並んでいます。
親鳥がニワトコの赤い実を採ってヒナに与えています。
カイツブリの夏
この夏の沼の主役、カイツブリ(英名;Little Grebe、体長 26p)の傑作画像をご紹介します。
巨大なエビを捕らえたカイツブリ、水面にたたきつけながらちょっとずつ解体して食べます。
カイツブリの夫婦が木道の傍に浮き巣を構えて卵を二個うみました。
孵化した二羽のヒナをカイツブリのツガイは協力して育てます。親鳥たちはエサの小エビをヒナがちゃんと食べらるかじっと見守ります。
カイツブリのマイホーム。
孵化して2週間、ヒナたちは親鳥の運んでくるエサのエビや小魚を素早く食べられるまでに成長しました。
食べ盛りのヒナは朝から食欲旺盛です。
美しい羽色のオナガ
独特のだみ声とともにやってきたのは姿の美しいオナガ(英名;Azure-winged Magpie、体長 37p)です。
こちらは神社の境内で育ったオナガの幼鳥。親鳥がエサをくれるのを待っています。
オナガはカラスの仲間。姿はこんなに美しいのに鳴き声はいまいちです。。
可愛いヤマガラのヒナ
森の中でヤマガラ(英名;Varied Tit、体長 14p)の幼鳥を見つけました。
ヤマガラの親鳥(上記の写真)は背と腹が鮮やかなレンガ色ですが幼鳥は全体にくすんだ目立たない羽色です。
ツミの営巣
高い枝に止まったツミ(英名;Japanese Sparrowhawk、体長♂27p ♀30p)のオスが見つめる先の樹上には幼い子供たちのいる巣があります。ここでツミが繁殖するのは8年ぶりなのだそうです。
時に尾羽を開いてストレッチするオス。「ここにいるぞ。」と存在を誇示しているようです。
頭カキしてかなりリラックスモードです。
ツミが子育てしている木の近くになぜがツミの幼鳥が時々姿を見せます。別れた親鳥が恋しいのかもしれません。
しばらくしてから再びツミのいる森を訪ねるとエサを運んできたオス親を見かけました。
孵化から3週間ほど、二羽のヒナたちは羽の色も濃くなってきました。間もなく巣立っていくことでしょう。
ムクドリの親子
植え込みの陰でムクドリ(英名;White-cheeked Staeling、体長 24p)のヒナが親鳥の捕まえたコガネムシを「食べさせて!」とせがんでいます。
早朝に見かけたホウジロの幼鳥
早朝の探鳥で桑の葉に止まるホウジロ(英名;Meadow Bunting、体長 17p)の幼鳥を見つけました。
今年は子供を孵せなかったサンコウチョウ
今年もサンコウチョウ(英名;Japanese Paradise Flycatcher、体長♂45p、♀18p)は繁殖のためにこの森にやってきました。巣作りを始めたサンコウチョウでしたが何者かが巣を襲ったため営巣は中断。
巣を壊されたサンコウチョウのツガイは気を取り直して二回目の巣作りを始めましたがこちらの巣も途中でまたも外敵に襲われてしまい子育ては失敗してしまいました。
薄暗い杉の大牧の森でエサ探しするサンコウチョウ。
サンコウチョウの住む深い森。
身近にいるハクセキレイ
水張した休耕田で尾羽を上下に動かしながら採餌するハクセキレイ(英名;White Wagtail、体長 21p)。
目の前にカルガモ着水
川岸を探鳥しているとカルガモ(英名;Eastern Spot-biled Duck、体長 61p)が飛んできて目の前に着水しました。
蓮の花に入るカワセミ
近くの調整池に繁茂する蓮の花にカワセミ(英名;Common Kingfisher、体長 17p)が入るところを写そうと花の季節になるとたくさんのカメラマンが池を訪れるようになりました。
蓮の花のすぐそばは良く飛び回っています。
カワセミが蓮に止まるのは池にいる小魚を獲るための足場に利用するからです。固い蕾や花が終わって実を付けたシャワーヘッドなどできるだけ安定した場所を好みます。
ごくまれにサービス精神旺盛なカワセミがきれいな花に止まることがあります。
夕暮れどきに、せっせと狩りをするカワセミ。
止まり木にする蕾の争奪戦をしている二羽のカワセミ。
目の前の枯れたシャワーヘッドに止まってポーズを取ってくれたまだお腹が灰色の幼鳥♀。
蓮池を飛ぶゴイサギ
蓮池のゴイサギ(英名;Black-crowned Night Heron、体長57p)は昼間の間、蓮の林の中に隠れて過ごします。
蓮池のササゴイ
今年は蓮池でササゴイ(英名;Striated Heron、体長 52p)をしばしば見かけました。雨が多く増水した川ではエサが獲りにくかったのでしょうか。
沼はクロハラアジサシの食事どころ
この沼にはクロハラアジサシ(英名;Whiskered Tern、体長 26p)の家族が時々やってきて採餌しています。
風のない日は沼の周囲の樹木の緑が水面に映り込んでクロハラアジサシの姿を際立たせてくれます。
とても風の強いある日、波立つ水面に浮かぶ板切れにクロハラアジサシが羽をばたつかせてしがみつきながら休憩?していました。
コアジサシ(英名;Little Tern、体長 24p)が止まっている竹竿めがけてクロハラアジサシが飛んできます。
止まり木に押し掛けたクロハラアジサシの襲来にコアジサシは大慌てで逃げ出しました。
クロハラアジサシはしてやったりの得意げなポーズです。
いつも飛んでいるツバメ
ツバメ(英名;Barn Swallow、体長 17p)は飛びながら空中を舞っている虫を捕まえます。かなりのスピードで飛び回るため採餌中の撮影はむつかしいですが、一瞬スロウな飛び方をするときがありシャッターチャンスができます。
ツバメは時々水面に近づいてきて水を飲みます。この時もシャッターチャンスができます。
一瞬で方向を変えるツバメ返しもあり、カメラの枠の中になかなか入ってくれません。そこを粘っ写しますがなかなか思うようにはなりませんね。。
水田で採餌するチュウサギ
夏の田んぼはチュウサギ(英名;Intermediate Egret、体長 68p)の食事場所です。特に水張した休耕田は食べ物の水生昆虫や小魚、カエルなどの住処でもあり人気スポットです。
早朝にねぐらから飛んできたチュウサギたちはお気に入りの場所に舞い降りてきます。
エサ取りの場所争いをするチュウサギ。
蓮池にやってくるチュウダイサギ
青空を気持ちよさそうに飛ぶチュウダイサギ(英名;Eastern Great Egret、体長 90-98p)。
チュウダイサギはチュウサギより10p以上大きいのですが外見はほとんど一緒で並ばないと識別しにくいです。唯一嘴の切れ込みが目の下よりも後まで入っている点でチュウダイサギと判ります。
蓮池で採餌する二羽のチュウダイサギ。
夏の終わりに姿を見せたセイタカシギ
夏もいよいよ終わりが近づいてきた蓮沼にセイタカシギ(英名;Black-winged Stilt、体長 37p)の家族が姿を見せました。
止まり木で休むセイタカシギ、右はオスの成鳥、左はメス若鳥でしょう。
シャワーヘッドに止まるオオシオカラトンボ。
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